施術当日

いよいよ施術当日。

朝、念入りにシャンプーして髪を乾かしながら鏡を見て、このヘアースタイルとも今日でお別れかと少々しんみりしていたら、出かける時間になりました。

グローバルヘアーアテンダントさんが、宿までむかえに来てくれて歩くこと7〜8分くらい、10時に、施術医院MOTION CLINICさんの入っているビルに到着。

思ってたより立派(失礼!)なオフィスビルをエレベーターで7階に上がっていくと、お洒落でこ綺麗な医院に着きました。

アンニョンハセヨ。さっそく、ソン先生(まだお若いのですが院長になられたそうです)とカウンセリング開始です。

コンピュータの画面を見ながら、いろいろ説明をしてくれました。アテンダントさんが、韓国語を全部訳して伝えてくれるので、ケンチャナヨ(問題ありません)です。

自分の希望を伝えて、完成のラインをペンで書き込み、イメージを確認します。

そして、毛髪を採集する後頭部をバリカンでようしゃなく剃り上げます。

用意してもらったパジャマに着替えて、整体やマッサージ店によくあるようなベッドにうつぶせになり、局部麻酔の注射を30本くらい打たれました。チクチクッとしたハチに刺されたような痛みを感じましたが、こらえられる範囲です。

もうここまで来たら、まな板の上の鯉。煮るなり焼くなり、どうぞなんなりと。という感じでしょうか。

2時間くらいかけて、1200株の毛根を後頭部より採集。その間、ラジオからは平成K-POP(?)が流れ、雰囲気はなごやかな感じでした。ただ空調がきつめですので、冷え性の方は、厚手の靴下や毛布を下半身にあててもらうなどして対策をしておいたほう良さそうです。自分は途中、尿意をおさえきれず、ダラダラ流れる血をガーゼで押さえながらトイレに行きました。午前中は、採集のみということで、12時半にいったん終了。

お昼ごはんは椅子にすわって、注文しておいたお弁当を食べます。この間、グローバルヘアーアテンダントさんが、いろいろとお話をしてくれたのでリラックスできました。お昼やすみもそこそこに、13時から午後の部がスタート。

今度は仰向けになり、おでこに、またも局部麻酔を十数本。痛みを感じないか?ていねいにチェックしてくれて、痛みを感じる箇所には追加で麻酔を打ってもらいました。終了目標は16時ころとのこと、ソン先生、看護婦さん、ひきつづきチャルプタカムニダ(よろしくお願いします)

まずは「ザクッ」「ザクッ」という音とともに、おでこの植える部分に先生が切り込みを入れていきます。どうなっているのか気になりましたが、目にガーゼを当てられているので目を開けてもみえません。1時間強くらいでしょうか、1200株分の下準備が終わったところで、先ほど採集した毛根を生えてくる角度を1本1本計算して植え込んでいきます。ひととおり終わったところで、ソン先生から看護婦さんにバトンタッチ。植え込んだ毛髪の微調整をしながら、血をふいて乾かし止めてていきます。このころは、ラジオの平成K-POPにあわせて、看護婦さんも鼻歌をうたってたりして、余裕の進行でした。

最後に、お尻に抗生物質の注射を1本ブスリ!(これが一番痛かった)全体的には、サクサクと手際良くみなさん施術を進行してくれた印象です。予定通り16時すぎに終了。

ソン先生からも、施術は成功!なっとくの出来とのお言葉をいただきました。カムサハムニダ

このあと、ひとやすみしてから、頭部にガーゼを当てて帽子をかぶり、グローバルヘアーアテンダントさんに送ってもらいながら、17時まえには宿にもどりました。

しばし部屋での休憩のあと、おなかがすいてきたので、滋養強壮に良さそうな「参鶏湯」を食べようと、アテンダントさんに教えてもらってた宿近くの参鶏湯専門店にいきました。時間は19時半をすこしまわったところでしたが、ちょうどあと片付けをしていて、本日はクローズとのこと。ざんねんでしたが、そのとなりのお店にも「参鶏湯」があったので入りました。

「평안도식당」

https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=13173

24時間営業で、日本語のメニューもあり。

「参鶏湯」は、鳥肉がホロホロでやわらかく、口の中でとろけるような食感。

食後には5日分処方された「痛み止め」と「抗生物質」と「胃腸薬」を飲みます。おなかがいっぱいになったところで、宿にもどってはやめに就寝。この日は、ガーゼを当てて帽子をかぶったままベッドに横になります。不安だったので、血がつかないよう持参した汚れてもいいタオルを枕にしいておきました。痛みなどはほとんど感じなく、緊張からの開放感か、すぐに眠りにつけました。